Japanische Klassiker mit Furigana
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こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme
おもちゃの起り
東京でオシャブリ、関西でネブリコなどという木の人形も、これを轆轤でひいて今のコケシボコにするまでの、元の形というものがあって、それがのちには幼い者の手によって管理せられることになったのではあるまいか。
おもちゃの起り
玩具を面白がって集める成人が多くなった割には、古いことがまだ一向わかっておらぬが、近年ブリキ・セルロイドが目まぐるしく新を競うようになるまでは、われわれのおもちゃは不思議なほど種類が限られていて、どうやらその一つ一つから根原を尋ねて行かれるらしく思われる。だいたいに、以前の玩具はほぼ三通りに分けることができたようである。最も数多いのは子どもの自製、拾ってすぐ棄てる草の実やどんぐりのようなものから苗株あねごとか、柿の葉人形とかの、うまくできたらなるだけ永く大事にしてしまっておこうとするものまで、親も知らないうちに自然に調えられる遊び道具、これを子どもは「おもちゃ」というものの中に入れていない。
オモチャという語のもとは、東京では知らぬ者が多くなったが、今も関西でいうモチヤソビの語にオをつけたものにちがいない。その弄び物を土地によっては、テムズリともワルサモノともいって、これだけは実は母や姉の喜ばぬ玩具であった。