Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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こどもふどき

こども風土記・母の手毬歌

柳田 国男

Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme

Aozora Bunko

一〇、背なかうち

こういう人たちの永いあいだの実験によった考案が、あるいは間接に農村のほうに、働いているのかも知れないのである。

一〇、背なかうち

棒の話がいよいよおそくなるが、もう少しこの背負い道具のかわってきた順序を談っておかねばならぬ。古い絵をみると、はだかで大きな荷を負うた人もよく描いてあるが、たいていの荷物は突っ張ってごそごそするので、夏でもかるい子は荷摺という半袖腰きりの仕事着をきた。これも裂織の厚ぼったい布で、荷物にすれてもそう早くは破れなかったかわりに、着物というようなやわらかい感じのものでなかった。あるいはその荷摺は着ないで、藁でつくった背中当てを、荷物と背とのあいだにあてている人もある。わたしなどの知っているのは、藁を橢円形にあんで、まわりをきれなどで飾ったものだが、ところによっては袖をつけ手を通すものもあり、または木でつくった負い台のようなものもあるという。どういうわけか知らぬが、これを背中打ち、またはセナクチ・セナコージという地方もひろく、越後ではセナカンジ、美濃の山村にはゼンコウジという者さえある。勧進は神や仏のお姿などを背に負うて、諸国の信者に礼拝をすすめあるいた人のことだから、かつてはこういうものにのせて、旅をしていたことがあるのかもしれない。