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Japanische Klassiker mit Furigana

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こどもふどき

こども風土記・母の手毬歌

柳田 国男

Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme

Aozora Bunko

一一、棒の始め

その他土や砂利などを背ではこぶ木の箱の、立っていて蓋の綱をひき、なかの物をあけるしかけなども、だれがかんがえ出したのか、このごろは始まっている。総体に荷繩の使用をすくなく、といたり結んだりする手数をはぶき、背板の両端に鉤をつけて引っかけたり、また下の方に枝をのこしてのせる台にしたりしている。近ごろはまた朝鮮風の一つの背負い方も、チゲという名まえと共にはいってきている。

こうしてだんだんに荷繩を倹約した最後の形が、大風呂敷というものであった。これだけはまだ農民はもちいないが、村にはいってくる商人にはこれを利用する者が多い。すなわち平包みの布の二隅を引出して、これを紐のかわりにして背に負うもので、これは両腕の上部に力の半分を持たせるから、今までの荷負いのように手を自由に使うことができない。すなわち道路の危害の少なくなった今の世でなくては、発達し得ない一つの運搬法であった。

一一、棒の始め

そこで最後に棒というものの歴史になってくるのだが、棒の発達は歴史としては新らしいもので、道路の改良ということがその一つの条件となっている。昔の交通は坂路が主であって、棒を運搬の用に供するばあいが、絶無ではなかったが、はなはだしく限られていたのである。