Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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こどもふどき

こども風土記・母の手毬歌

柳田 国男

Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme

Aozora Bunko

漢字で鉾と書くものはすべて刃物にかぎるようだが、日本で木扁にかえている桙のなかには、明らかに鉾をつけない、ただの木竹の棒もふくまれていた。旗の竿を幡桙というのもその一つの例であり、草屋根を葺くのにつかう棒にも、隅ぼく・縫いぼくなどといろいろのボクがある。木の株や太い部分をボクまたはボクトというのも、木という漢字の音ではなかった。つまりは木で作ったこういう長いものが、我邦ではすべてホコまたはムホコであったのを、武器にはホコといい、他の棒はオコといって区別をしたので、椋を削ってホコにするのにてきした木だったからこの名があり、現にまた、これをホコと呼ぶ例もある。棒という漢字をあてているけれども、ボウも、ことによるとホコという日本語から、わかれて出た言葉かも知れぬのである。ともかくも、昔は我邦にボウという言葉はなくて、こういう物だけはたしかにあり、それをホコともオコとも謂っていたのである。山で手ごろな細い真直ぐな木を伐って、それを利用して猟の獲物などを、持ってくることは今でもする。そういうのがこの道具のはじまりではなかったろうかと、わたしは考えているのである。