Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme
十四、サスとノメシ棒
しかし人がふたり以上話しあった上でないと、物が運べないのでは朸の効能は小さい。一人でも力のある男はそれを一方のはしに引掛け、または分けられる物ならば半分ずつ両端につけて、まんなかをかたげて運ぼうとするようになったのは自然のことである。一人で持つならばよっぽどの山坂でも、杖を突き足もとに気をつけて持ってくることができた。関東・東北の働き人たちが、荷繩ばかりを背にかけて山に行き、田畠に行くにたいして、もとは西国では朸をかかえて出かける風があった。これは九州ではヤンモコ、すなわち山朸といい、またはヤマコとも山行き朸ともいっていた。山朸のさきには鎌をゆわえ、それにオコノコという長い荷繩をそえてかたげているのが、作男や小百姓の常の出立ちであったともいわれている。ところが、いつの間にかそれもまた変って、他の地方ではサスといい、またはトギリ朸とも(岡山)トガラシ朸とも(大和)チョガシ朸とも(熊野)いう棒を、山朸とよぶ村々もできてきたようである。
十四、サスとノメシ棒
棒の両端をとがらしたものを、東京の近在ではまたノメシ棒ともいっている。ノメシというのは惰け者のことで、荷繩で棒にくくりつけるめんどうをいやがり、じかに荷物のなかへ棒のはしを刺しこんでになって帰るから、そういうたわむれの名をつけたのだが、これも、じつはじゅうぶん