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Japanische Klassiker mit Furigana

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さんごくし

三国志(三)

吉川 英治

Lesen Sie 三国志(三) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 312.452 Zeichen · 628 Bildschirme

Aozora Bunko

そこで二人は、密室の燭をきって、改めて義盟の血をすすりあい、後、一巻の絹を取出して、まずそれに董承が義文を認めて署名する。次に、王子服も姓名を書き載せて、その下に血判した。

「これで、君もわれとの義盟にむすばれたが、なお、よい同志はないであろうか」

「あります。将軍呉子蘭は、小生の良友ですが、特に忠義の心の篤い人物です。義を以て語れば、必ずお力となりましょう」

「それは頼もしい。朝廟にも校尉輯、議郎呉碩の二人がある。二人とも漢家の忠良だ。吉い日をはかって、打明けてみよう」

夜も更けたので、王子服はそのまま泊ってしまった。そして翌る日も、主人の書斎で何事かひそかに話しこんでいたが、午頃、召使いがそこへ来客の刺を通じた。

「うわさをすれば影。よいところへ」と、董承は手を打った。

「誰ですか、お客は」

王子服がたずねると、

「ゆうべ君にもはなした宮中の議郎呉碩と校尉※(「禾+中」、第4水準2-82-82)輯じゃよ」

「連れ立って来たのですか」

「そうじゃ。君もよく知っているだろう」

「朝夕、宮中で会っています。――が、両名の本心を見るまで、小生は屏風の陰にかくれていましょう」