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Japanische Klassiker mit Furigana

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さんごくし

三国志(三)

吉川 英治

Lesen Sie 三国志(三) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 312.452 Zeichen · 628 Bildschirme

Aozora Bunko

四

――それからまた、予州の玄徳が、以前の誼みをわすれず、かつての旧怨もすてて、わが急使に対し、速やかに、愛臣関羽に手勢をつけて、救援に馳けつけてくれたことである。そのほか、わが将士の力戦をふかく感謝する」

と、呂布はその席で、こう演舌して、一斉に、勝鬨をあわせ、また、杯をあげた。

四

祝賀のあとでは、当然恩賞が行われた。

関羽は次の日、手勢をひきいて予州へ帰って行った。

以来、呂布はすっかり陳大夫を信用して、何事も彼に謀っていたが、

「時に、韓暹と楊奉のうち、一名は自分の左右に留めておこうと思うが、老人の考えはどうか」

と、今日もたずねた。

陳珪は、答えていった。

「将軍の座右には、すでに人材が整うています。一羽の馴れない鶏を入れたために、鶏舎の群鶏がみな躁狂して傷つく例もありますから、よほど考えものです。むしろ二人を山東へやって、山東の地盤を強固ならしめたら、一、二年の間に大いに効果があがるでしょう」

「実にも」と、呂布はうなずいた。

で、韓暹を沂都へ、楊奉を瑯へ役付けて、赴任させてしまった。

老人の子息陳登は、そのよしを聞いて、不平に思ったのか、或る時、ひそかに父の料簡をただした。