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Japanische Klassiker mit Furigana

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さんごくし

三国志(三)

吉川 英治

Lesen Sie 三国志(三) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 312.452 Zeichen · 628 Bildschirme

Aozora Bunko

五

、第3水準1-86-50)、王楷の二使だけは辛くも身一つで下の城まで逃げ着いた。

五

その夜、萌を生捕った張飛は、縄尻を取って、すぐ玄徳の営に出向き、

「こやつは、不敵にも守備の眼をかすめて、淮南へ往来した特使の大将。ぶっ叩いてお調べください」と、突き出した。

玄徳は彼の功を賞して、直ちに取調べたが、※(「赤+おおざと」、第3水準1-92-70)萌は容易に実を吐かない。

張飛は、もどかしと、かたわらの士卒へ、

「拷問にかけろ」と、声を大にしていいつけた。

士卒は、仮借なく、※(「赤+おおざと」、第3水準1-92-70)萌の背に百鞭を加えた。※(「赤+おおざと」、第3水準1-92-70)萌は、のがれぬところと思ったか、悲鳴の下から、

「玄徳どの、縄目をゆるめ給え、申し告げることがある」と、叫んだ。

一切を自白したので、夜が明けると、玄徳はその趣を書面にして、曹操のもとへ知らせた。

曹操は、さてこそと、

「※(「赤+おおざと」、第3水準1-92-70)萌は首を刎ねよ。往来はいよいよ厳にし、呂布及び呂布の使者など、断じて淮南へ通すなかれ」

と、返翰してきた。

依って、玄徳は、諸将を集めて、再度、厳重に云いわたした。