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Japanische Klassiker mit Furigana

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さんごくし

三国志(三)

吉川 英治

Lesen Sie 三国志(三) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 312.452 Zeichen · 628 Bildschirme

Aozora Bunko

これは、人心を得る道ではありません」

孔融のことばが終る頃には、曹操の顔いろも常に返っていた――実にもと、うなずいて、二人の死罪はゆるす代りに、その官爵を取りあげて、身の処置は、後日の沙汰と云い渡した。

その後、日をあらためて、曹操は自身大軍をひきいて、徐州へ攻め下らんと議したが、孔融はまた、彼に自重をすすめた。

「今、極寒の冬の末に向って、みだりに兵を動かすのも如何なものでしょうか。来春を待ってご発向あるも遅くはありますまい。その間になすべきことがないではありません。まず外交内結、国内を固めておくべきでしょう。愚臣の観るところでは、荊州の劉表と、襄城(河南省・許昌西南)の張繍とは、ひそかに聯携して、あえて、朝廷にさえ不遜な態度を示しています。――いま丞相が使臣をそれへ遣わされて、その不平を慰撫し、その欲するものを与え、その誇るものを煽賞し、一時、虫をこらえて、礼を厚うしてお迎えあらば、彼らはかならず来って丞相の麾下に合流しましょう。――すでに荊州襄城のふたつを、丞相の勢力下に加えておしまいになれば、天下、ひびきに応ずるごとく、諸※(二の字点、1-2-22)の群雄も、風になびいてくるにちがいありません」