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Japanische Klassiker mit Furigana

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こどもふどき

こども風土記・母の手毬歌

柳田 国男

Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme

Aozora Bunko

雀は孝行を神にめでられて、自由に米が食べられるのだが、そのかわりには頸に※(「木+裃のつくり」、第3水準1-85-66)糸をかけたままで、いまでも雀の首のまわりは白いのだという。

これとだいたい同じ話が、奄美大島のとなりの喜界島という島にもあった。ただしここでは啄木鳥の代りに、いっぽうを魚狗だったといっている。魚狗の羽には飛白がないので、ただ糸を染めてきれいな着物をこしらえるためにおそくなり、雀ばかりが染めない※(「木+裃のつくり」、第3水準1-85-66)糸をかけて、いそいで飛びかえったから、今でも首のまわりが白いのだと言われている。

それからこの二つの島からずっとはなれた、瀬戸内海の志々島という島にもおなじ昔話があるが、ここでは不孝な姉のほうを鴎だったといっている。鴎は器量よしだから、髪をなでつけたり化粧をしたりしてから、ゆっくりしてかえったので親の生前にあうことが出来ず、その罰で今も日に三どずつ生水を吐いて、ひもじい思いをしているが、雀は機ごしらえをしていた苧を首にかけたまま、いそいで飛んできたという話になっている。志々島の若い女たちは、お歯黒というものをむろん知っていたのだが、まだあのほっぺたの黒い斑が、お歯黒のよごれだという話を聴いていなかったので、なお以前の掛雀の話をもち伝えているものかと思わ