Japanische Klassiker mit Furigana
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こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme
ただその知識はじゅうぶんに精確なものでないと、何かの折にはまよいが起こって、うごかない判断の根拠にはならぬのである。われわれの知っておきたいことは、できるかぎり歴史の全体でありたい。すなわち昔は朝晩の二度だけしか、食事をしなかったというのが、ほんとうであるかどうかをたしかめるだけでなく、そんならまた如何なる理由と事情とで、このごろのように三度三度の食事といい、二度しか食べない子どもを欠食児童などというまでに、それがふつうの習わしになってしまったか、この点もあやまりなく答えられるような、歴史を学ばなければならぬ。そういうことまでを説明した書物は、まだ出ていないようであり、仮にこういうわけだろうと言った人があったところで、たしかだと思うことができなければ役には立たぬ。しかし皆さんがなるほどそれは大切な歴史だ、どうかしてその点を明らかにして後に、これから二食にしてもよいか悪いかを、決したいものだと思うようになれば、今にかならずその答えは出てくるであろう。どうしても判らぬというほどの、秘密な事件でもないからである。私たちが知っておりたいと思わなかったばかりに、まだ知らずにいる事柄は、食事の問題以外にもいくらもある。