Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme
この心持からいって見ると、一日五度も六度もある農民の食事は、これを飯時またケドキと、そうでないものとの二つに分けることができるので、お茶時という名は古いものでなくとも、今ならば他の一方をそう呼ぶのがもっとも適している。
このお茶時が以前の世にくらべると、おいおいと回数も多くなり、また欠くべからざるものになってきたことはまずたしかである。最初のケドキすなわち朝飯と晩飯との時刻は、朝日の豊さか昇りと夕日のくだち、日の出と日の入りとを本式としていたことは、神をお祭り申す祝詞というものの中に、そういう文句のあるのを見てもわかる。しかし、これではその中間が約十二時間で、なにも食べずにはとてもしんぼうができなかったろうと、今の人の心持では、そう思わずにはいられないようであるが、これにはまたわたしたちの忘れかけている一つのことがあった。それは体質のちがいと言おうよりも、むしろ今と昔との習慣の差であったかも知らぬ。以前は一度にうんと物を食っておいて、そのあと一日も二日も食わずにいられる人、またはながい間飲まず食わずに、平気でいられる人がずいぶんと多かったのである。