Japanische Klassiker mit Furigana
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こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme
そうして一方にはまたひるまの食事は屋外で食べるものとして、茶の子のつぎにくる朝飯をおそく、かつじゅうぶんに食べる土地も、東北などにはあるのである。何もしないで一日に三度、毎回膳ごしらえをして食事をするというのは、かならずしも日本のふつうの生活ではない。都会の住民でもそうしている人は、じつは半分もないのである。二度にしたからとて食料の倹約にはならず、やはり身を養う分量だけはへらせないが、それでもこれにともなう手数と気づかいとだけは、二度にもどすことによってはぶくことができるであろう。それがまた剛健なる古代日本人の生活でもあった。
ただそのために急に口淋しくなる人が、年寄りや子どものなかに多くなることだけはお気のどくだといわなければならぬ。そういうはげしい時代なら、年寄りは多分我慢をするであろう。それから小さな人たちも母の注意によって、だんだんと間食も少なくする習慣をつけられている。砂糖の甘さなども、忘れてしまわねばならぬ時があるかもしれない。しかし今から二、三十年前までは、それはそれは子どもがよく食べた。一つには大人もなんとかかとかいって、茶を飲み甘い物を食べる回数を多くしていたからであった。