Japanische Klassiker mit Furigana
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さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
Lesen Sie 三国志(三) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 312.452 Zeichen · 628 Bildschirme
「どうしたらそんな賢人を招けるだろうか」
「権力をもってのぞんでもだめだし、財物を山と運んでも動くまい、人生意気に感ず――ということがあるから、君自身が行って、礼をつくし、深く敬って、君の抱懐している真実を告げるんだね。……そしたら事によると、起つかも知れない」
孫策は、よろこんで、やがてその地方に至ると、自身、張昭の住んでいる田舎を訪れ、その隠棲の閑居をたずねた。
彼の熱心は、遂に張昭をうごかした。
「どうか、若年の私を叱って、父の讐を報じさせて下さい」
その言葉が、容易に出ない隠士張昭を起たせたのである。
また。
その張昭と周瑜を使いとして、もう一名の張紘をも説かせた。
彼の陣中には、望みどおりの二賢人が、左右の翼となって加わった。
張昭を、長史中郎将と敬い、張紘を参謀正義校尉と称えて、いよいよ一軍の偉容はととのった。
さて、そこで。
孫策が、第一の敵として、狙いをつけたのは叔父呉を苦しめた楊州の刺史劉である。
劉※(「鷂のへん+系」、第3水準1-90-20)は、揚子江岸の豪族であり、名家である。
血は漢室のながれを汲み、州の刺史劉岱は、彼の兄にあたる者だし、太尉劉寵は、伯父である。