Japanische Klassiker mit Furigana
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さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
Lesen Sie 三国志(三) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 312.452 Zeichen · 628 Bildschirme
曹操の大志、なんで過去の敗戦などを、いつまで怨みとしていましょう。――また、袁紹と比較してみると、曹操には、三つの将来が約されています。一は、天子を擁し、二は時代の気運にそい、三は、大志あってよく治策を知ることです」
「しかし、袁紹は富強だが、曹操は、それに較べると、まだ甚だ弱小だが」
「わたくしは、現世を問うのではありません。将来を云っているのであります。まず一、二年ぐらいな安泰をお望みなら、袁紹のほうへおつきなさい」
賈※(「言+栩のつくり」、第3水準1-92-6)にそう突き放されると、張繍の自信も、心細いものだった。賈※(「言+栩のつくり」、第3水準1-92-6)は次の日、劉曄を伴ってきて、張繍に会わせた。――劉曄も口をきわめて、
「曹操は、決して、過去の讐などを、くよくよ心にとめている人ではありません。そんなことにこだわっているほどなら、何で今日、礼を厚うして、わたくしなどを差しつかわしましょうや」
と、説いた。
遂に、張繍の心もうごいて、曹操の誘いにまかせ、襄城を発して、降をその門に誓った。
曹操は、自身出迎えて、張繍の手を取らんばかり、堂に迎えた。