Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
スウィスにっき
スウィス日記
辻村 伊助
Lisez スウィス日記 (スウィスにっき) de 辻村 伊助 (つじむらいすけ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 216 275 caractères · 410 écrans
の響を耳にするだけで、湖水の水はしばらく路からは見えない、一、二軒板屋の小屋のあるあたりで馬を停めると、木立ちを漏れて、しっとり湿れた街道に、模様のように葉影のさすのが、何とは知らず私たちの胸をそそった。どこまでも木立の中を、右はベヤテンベルクの山の裾で、それについてぐるっと廻ると、坂路になって、すぐ麓に入り江が蒼く眼下に望まれた。
下り切るとフニクラールの停車場がある、私達はメルリゲンの村を通りぬけて、グンテンまでやって来て、ここで湖水に沿うたホテル・ヒルシェンに入って午餐を命じた、水に臨んだ庭は、七葉樹の木立ちで葉影の美しく画かれたテイブルを夾んでワインをくむ、ニーセンの空には、真っ白な真夏の雲がむくむく湧いて、刻々に湖の上へ拡がって来る、風もない水の面は、沖に白雲を影つした二条の縞の外は、池のように冴えて小波も立たない。
ホテルの主婦は私達をとみこうみして、負傷の様子や戦場の模様を尋ねたりした、その頃はまだ戦争の初めで、印度人の加わらない時分であったが、どこの国民と間違えたかは、今だに二人の疑問になっておる。
四時過ぎに、同じ途を走らせてシュピタールに帰る、こう云う生活の間にも、私の咳はいつまでも回復しないで、夜通し苦しむことさえ度々あった、然し二人とも少しぐらいの歩行に差し支えなく、いよいよ退院