Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しんけいかさねがふち

真景累ヶ淵

三遊亭 円朝

Leggi 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 214.332 caratteri · 426 schermate

Aozora Bunko

○「おや」

甚「何だ/\」

○「変だなア」

甚「何だえ」

○「ふん、どうも変だ」

甚「然う一人でぐず/\楽まずに些と見せやな」

○「エヽ黙ってろ、何だか坊主の天窓みた様な物があるぞ」

甚「ウン、ナニ些とも驚く事アねえ、結構じゃアねえか」

○「何が結構だ」

甚「そりゃアおめえ踊の衣裳だろう、御殿の狂言の衣裳の上に坊主の髢が載ってるんだ、それをお前が押えたんだアナ」

○「でも芝居で遣う坊主の髢はすべ/\してるが、此の坊主の髢はざら/\してるぜ」

甚「ナニざら/\してるならもじがふらと云うのがある、きっとそれだろう」

○「ウン然うか」

甚「だから己に見せやと云うんだ」

○「でも坊主の天窓の有る道理はねえからなア、まア/\待ちねえ己が見るから」

とまた二度目に手を入れると今度はヒヤリ、

○「ウワ、ウワ、ウワ」

甚「おい何んだ」

○「何うも変だよ冷てえ人間の面アみた様な物がある」

甚「ナニ些とも驚くこたアねえやア、二十五座の衣裳で面が這入ってるんだ、そりゃア大変に価値のある物で、一個でもって二百両ぐれえのがあるよ」

○「ウン、二十五座の面か」