Classici giapponesi con furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Leggi 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 214.332 caratteri · 426 schermate
五十二
訳で固より無い金、びっしょり汗をかいて、
甚「新吉金は無えぜ」
新「無いね」
甚「何をいうんだ、無駄っ骨を折しやアがって金は有りゃアしねえ」
五十二
新「左と云ったが、ひょっとしたら向って左かしら」
甚「何を云うんだ仕様がねえな此畜生咽喉が渇いて仕様がねえ、斯んなにびっしょりに成った」
新「己も咽喉が渇くから水を飲みてえと思っても、手水鉢は殻で柄杓はから/\だが、誰もお参りに来ないと見えるな、うんそう/\、此方へ来な、聖天山の裏手に清水の湧く処がある、社の裏手で崖の中段にちょろ/\煙管の羅宇から出る様な清水が溜って、月が映っている、兄い彼処の水は旨えな」
甚「旨えが怖くって下りられねえ」
新「下りられねえって何うかして下りられるだろう、待ちねえあの杉だか松だか柏だかの根方に成って居る処に藤蔓に蔦や何か縄の様になってあるから、兄い此奴に吊下って行けば大丈夫だが己は行った事がねえからお前行ってくんねえな」
甚「此奴ア旨え事を考えやアがった、新吉の智慧じゃアねえ様だ、此奴ア旨え、柄杓は有るか」
と手水鉢の柄杓を口に啣えて、土手の甚藏が蔦蔓に掴まって段々下りて行くと、ちょうど松柏の根方の匍っている