Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しんけいかさねがふち

真景累ヶ淵

三遊亭 円朝

Leggi 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 214.332 caratteri · 426 schermate

Aozora Bunko

七

奥方「はい、もう二三日鍼は止めましょう、鍼はひどく痛いから」

按摩「直き癒ります、鍼が折れ込んだ訳でもないので、少しお動じですからナ、左様なら御機嫌よろしゅう」

と僅の療治代を貰って帰りました。すると奥方は鍼を致した鳩尾の所が段々痛み出し、遂には爛れて鍼を打った口からジク/\と水が出るようで、猶更苦しみが増します。

七

新左衞門様は立腹して、

新「どうも怪しからん鍼医だ、鍼を打ってその穴から水が出るなんという事は無い訳で、堀抜井戸じゃア有るまいし、痴呆た話だ、全体何う云うものかあれ限り来ませんナ」

勘「奥方がもう来ないで宜いと仰しゃいましたから」

新「間が悪いから来ないに違いない、不埓至極な奴だ、今夜でも見たら呼べ」

と云われたから待って居りましたが、それぎり鍼医は参りません。すると十二月の二十日の夜に、ピイー/\、と戸外を通ります。

新「アヽあれ/\笛が聞える、あれを呼べ、勘藏呼んで来い」

勘「ハイ」

と駈出して按摩の手を取って連れて来て見ると、前の按摩とは違い、年をとって痩こけた按摩。

新「何だこれじゃア有るまい、勘藏違って居るぞ」