Classici giapponesi con furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Leggi 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 214.332 caratteri · 426 schermate
八十七
新「だって、きまりが悪りいな、これはほんの私の心許りでございますから、貴方後でお茶請でも買って下さいまし」
尼「いえ私は喰物は少しも欲しくはありませんお賽銭を上たからもうお金などは宜うございますよ」
新「そんな事をいわずに何卒取って置いて下さいまし」
尼「そうでございますか、又気になすっては悪いし、折角の思召ですから戴いて置きましょう、日が暮れると雨の降る時は寒うございます、直に本郷山が側ですから山冷がしますから、もっと其の麁朶をお焚べなさいまし」
新「へい有難う存じます」
といいながら松葉や麁朶を焚べ、ちょろ/\と火が移り、燃え上りました光で、お賤が尼の顔を熟々見ていましたが、
賤「おやお前はお母アじゃないか」
八十七
尼「はい、どなたえ」
賤「あれまア何うもお母アだよ、まア何うしてお前尼におなりだか知らないが、本当に見違えて仕舞ったよ、十三年後に深川の櫓下の花屋へ置去にして往かれた娘のお賤だよ」
と云われて尼は恟りし、
尼「えゝ、まアどうも、誠に面目次第もない、私も先刻から見た様な人だと思ってたが、顔貌が違ったから黙ってたが、どうも実に私は親子と名乗ってお前に逢われた