Classici giapponesi con furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Leggi 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 214.332 caratteri · 426 schermate
九
主人もその様子を見て、
惣「お園はまことに希代だ、あれは感心な堅い娘だ、あれは女中のうちでも違って居る、姉は何だか、稽古の師匠で豐志賀というが、姉妹とも堅い気象で、あの新五郎は頻りとお園に優しくするようだが」
と気は附いたけれども、なに両人とも堅いから大丈夫と思って居りまするくらいで、なか/\新五郎はお園の側へ寄付く事も出来ませんが、ふとお園が感冐の様子で寝ました。すると新五郎は寝ずにお園の看病をいたします。薬を取りに行ったついでに氷砂糖を買って来たり、葛湯をしてくれたり、蜜柑を買って来る、九年母を買って来たりしてやります。主人も心配いたして、
惣「おきわ」
きわ「はい」
惣「お園は何も大した病気でもないから宿へ下げる程でもなし、あれも長く勤めておることだから、少しの病気なれば、医者は此方で、山田さんが不都合なら、幸庵さんを頼んでもいゝが、何だね、誠にその、看病人が無くって困るね」
九
きわ「私が折に園の部屋へ見舞に参りますと、直ぐ布団の上へ起きなおりまして、もうなに大きに宜しゅうございますなどゝ云って、まことに快い振をして居るから、お前無理をしてはいけないから寝ておいでと申しましても、心配家でございますから私も誠に案じられます」