Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しんけいかさねがふち

真景累ヶ淵

三遊亭 円朝

Leggi 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 214.332 caratteri · 426 schermate

Aozora Bunko

五十三

気遣は無いと安心して、二人差向いで、堤下の新家で一口飲んで、是れから寝ようと思って雨戸を締めようという所へ、土手の生垣を破って出たのは土手の甚藏、頭脳は破れて眉間から頤へ掛けて血は流れ、素肌に馬の腹掛を巻付けた姿で庭口の所へ斯う片足踏出して、小座敷の方を睨みました其の顔色は実に二タ眼とは見られぬ恐しい怖い姿でござりますから、新吉お賤は驚いたの驚かないの、ゾッと致しました。座敷へ上ってキャア/\騒がれては大変と思いましたが、新吉はもとよりそれ程悪徒という程でも有りませんから、たゞ甚藏の見相に驚きぶる/\慓えているから、

賤「新吉さんお前爰にいてはいけないよ、どんな事が有っても詮方がないから土手へ連れて行って彼奴を斬払っておしまいよ」

新「斬払えたって出れば殺される」

賤「大丈夫だよ、戸外へ連れて行って堤の上で」

とぐず/″\云っているうちずか/″\と飛込んで縁側へ片足踏かけました甚藏は、出ようとする新吉の胸ぐらを把って

甚「己、いけッ太え奴、能くも彼の谷へ突落しやアがったな、お賤も助けちゃア置かねえ能くも己を騙しやアがったな、サア出ろ、いけッ太え奴だ、お賤の女も今見ていろ」