Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しんけいかさねがふち

真景累ヶ淵

三遊亭 円朝

Leggi 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 214.332 caratteri · 426 schermate

Aozora Bunko

四十七

書かして置いたし、お前の事も書かしてね、其処は旨く行って居るけれども、旦那が癒ればまだ五十五だもの、其様にお爺さんでもないから、達者になりゃア何時迄も一緒に居て、ベン/\とおん爺の機嫌を取らなければならないが、新吉さん無理な事を頼む様だが、お前私を見捨てないと云う証拠を見せるならば今夜見せてお呉れ」

新「何うしよう」

賤「うちの旦那を殺してお呉れな」

四十七

新「殺せって其様な事は出来ねえ」

賤「なぜ/\なぜ出来ないの」

新「人情として出来ねえ、お前の執成が宜いから、旦那は己が来ると、新吉手前の様に親切な者はねえ、小遣を持って行け、独身では困るだろう、此の帯は手前に遣る着物も遣ると、仮令着古した物でも真に親切にして呉れて、旦那の顔を見ては何うしても殺せないよ」

賤「殺せます、だから新吉さん、私はお前が可愛いと云う情のない事を知って居るよ」

新「情がないとは」

賤「情が有るなら殺してお呉れよ」

新「情が有るから殺せないのだ」

賤「何を云うのだね、じれったいよ、お出でったらお出でよ」

然うなると婦人の方が度胸の能いもので、新吉の手を引いて病間へ窃っと忍んで参りますと、惣右衞門は病気疲れでグッスリと寝入端でございます。