Classici giapponesi con furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Leggi 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 214.332 caratteri · 426 schermate
年二十一でございますが、一寸子の好い愛敬のあると云うので、大層師匠の気に入り、其の中に手少なだから私の家に居て手伝ってと云うと、新吉も伯父の処に居るよりは、芸人の家に居るのは粋で面白いから楽みも楽みだし、芸を覚えるにも都合がいゝから、豊志賀の処へ来て手伝いをして居ります。其の年十一月二十日の晩には、霙がバラ/\降って参りまして、極寒いから、新吉は食客の悲しさで二階へ上って寝ますが、五布蒲団の柏餅でもまだ寒いと、肩の処へ股引などを引摺込んで寝まするが、霙はざあ/\と窓へ当ります。其の内に少し寒さが緩みましたかして、夜が更けてから雨になりまして、どっとと降って参ります。師匠は堅いから下に一人で寝て居りますが、何だか此の晩は鼠がガタ/\して豐志賀は寝られません。
豐「新吉さん/\」
新「ヘエ何でげすね」
豐「お前まだ眼が覚めていますかえ」
新「ヘエ、私はまだ覚めて居ります」
豐「そうかえ私も今夜は何だか雨の音が気になって少しも寝られないよ」
新「私も気になって些とも寝られません」
豐「何だか誠に訝しく淋しい晩だね」
新「ヘエー訝しく淋しい晩でげすね」