Classici giapponesi con furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Leggi 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 214.332 caratteri · 426 schermate
晩には近くしけ込んで、作藏に少し銭を遣れば自由に媾曳が出来まするが、偖悪い事は出来ぬもので、兄貴は心配しても、新吉に意見を云う事は出来ませんから、お累に内々意見を云わせます、意見を云わないと為にならぬ向が名主様だから知れてはならぬという、それを思うから、女房お累が少し意見がましい事をいうと、新吉は腹を立てゝ打ち打擲致しまするので、今迄と違って実に荒々しい事を致しては家を出て行きまするような事なれども、人が善いから、お累は心配する所から段々病気に成りまして、遂には頭が破られる様に痛いとか、胸が裂ける様だとか、癪という事を覚えて、只おろ/\泣いてばかりおります。兄貴は改って枕元へ来て、
三「段々村方の者の耳に這入り、今日は老母の耳にも這入って、捨てゝは置かれず、私が附いて居て名主様に済まない、殊に家の物を洗いざらい持出して質に置き、水街道の方で遊んで、家へ帰らずに、夜になればお賤の処へしけ込んでおり、お前が塩梅が悪くっても、子供が虫が発っても薬一服呑ませる了簡もない不人情な新吉、金を遣れば手が切れるから手を切ってしまえ」
と兄が申しまする。