Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しんけいかさねがふち

真景累ヶ淵

三遊亭 円朝

Leggi 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 214.332 caratteri · 426 schermate

Aozora Bunko

と云うが、酔っておりますから階子に打突って、ドタリバタリ。是では誰にでも知れますが、新吉が病人の頭の上からソックリ蚊帳を取って持出そうとすると、お累は存じて居りますから、

累「旦那様お帰り遊ばせ」

新「アヽ眼が覚めたか」

累「はい、貴方此の蚊帳を何うなさいます」

新「何うするたって暑ッ苦しいよ、今友達を連れて来たが、狭い家にだゞっ広い大きな蚊帳を引摺り引廻して、風が這入らねえのか、暑くって仕様がねえから取るのだ」

累「坊が蚊に螫われて憫然でございますから、何卒それだけはお釣り遊ばして」

新「少し金が入用だからよ、これを持って行って金を借りるんだ、友達の交際で仕様がねえから持って行くよ」

累「はい、それをお持遊ばしては困りますから何卒お願いで」

新「お願いだって誰がこんな狭い家へ大きな蚊帳を引摺り引廻せと云った、茲は己の家だ、誰が蚊帳を釣った」

累「はい今日兄が通り掛りまして、手前は憎い奴だが如何にも坊が憫然だ、蚊ッ喰だらけになるから釣って遣ろうと申して家から取寄せて釣ってくれましたので」

新「それが己の気に入らねえのだ、よ、兄と己は縁が切れて居る、手前は己の女房だ、親同胞を捨てゝも亭主に附くと手前云った