Classici giapponesi con furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Leggi 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 214.332 caratteri · 426 schermate
ブル/\慄えて居る新吉に構わず、細引を取って向の柱へ結び付け、惣右衞門の側へ来て寝息を窺がって、起るか起きぬか試に小声で、
賤「旦那/\」
と二声三声呼んでみたが、グウ/″\と鼾が途断れませんから、窃と襟の間へ細引を挟み、また此方へ綾に取って、お賤は新吉に眼くばせをするから、新吉ももう仕方がないと度胸を据えて、細引を手に捲き付けて足を踏張る。お賤は枕を押えて、
賤「旦那え/\」
と云いながら、枕を引く途端、新吉は力に任して、
新「うーム」
と引くと仰向に寝たなり虚空を掴んで、
惣「ウーン」
賤「じれったいね新吉さん、グッと斯うお引きよ、もう一つお引きよ」
新「うむ」
と又引く途端新吉は滑って後の柱で頭をコツン。
新「アイタ」
賤「アヽじれったいね」
と有合せた小杉紙を台処で三帖ばかり濡して来て、ピッタリと惣右衞門の顔へ当てがって暫く置いた。新吉はそれ程の悪党でもないからブル/\慄えて居りまする。濡紙を取って呼吸を見るとパッタリ息は絶えた様子細引を取って見ると、咽喉頸に細引で縊りました痕が二本付いて居りますから、手の掌で水を付けては頻りに揉療治を始めました。