Classici giapponesi con furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Leggi 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 214.332 caratteri · 426 schermate
のだ、えゝ二百両あると思いねえ、聖天山の左の手水鉢の側に二百両埋めて有るのだから、それを百両ずつ分けて江戸へ持って行って、お互に悪事は云わねえ云いますめえと約束して、堅気になって、親類になろうじゃアねえか」
甚「然うか、新吉、旦那もお賤にゃア惚れて居たなア、二百両という金を埋めて置いて是で食えよとなア、若旦那にもいわねえで金を埋めて置くてえのは金持は違わア」
新「早く堀らねえと彼処の山は自然薯を堀りに行く奴が有るから、無暗に遣られるといけねえ」
甚「じゃア早く」
新「鋤か鍬はねえか」
甚「丁度鋤が有るから」
と有合の鋤を担いで是から二十丁もある根本の聖天山へ上って見ると、四辺は森々と樹木が茂って居り、裏手は絹川の流はどう/\と、此の頃の雨気に水増して急に落す河水の音高く、月は皎々と隈なく冴えて流へ映る、誠に好い景色だが、高い処は寒うございますので、
甚「新吉此処は滅法寒いナア」
新「なに穴を堀ると暖かくなって汗が出るよ、穴を堀りねえ」
甚「余計な事をいうな」
新「此処だ/\」
と差図を致しますから、
甚「よし/\」
といいながら新吉と土手の甚藏がポカ/\堀りまする、所が金は出ません、幾ら堀っても金は出ない