Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しんけいかさねがふち

真景累ヶ淵

三遊亭 円朝

Leggi 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 214.332 caratteri · 426 schermate

Aozora Bunko

と空を遣って惣次郎の供をして出掛けましたが、笠阿弥陀を横に見て、林の処へ出て参りますと、左右は芒畳で見えませんが、左の方の土手向うは絹川の流れドウ/\とする、ぽつり/\と雨が顔にかゝって来る。

惣「富五郎降って来たようだ」

富「大した事もありません、恐れ入りましたが一寸小用を致しますから」

惣「小便をするなれば提灯は持ていて遣る、これ/\何処へ行く提灯を持って行っては困る」

という中富五郎はふっと提灯を吹消しました。

惣「提灯が消えては真暗でいかぬのう」

富「今小用致しますから」

という折から安田一角は大松の蔭に忍んでおりましたが提灯が消えるを合図にスックと立って透し見るに、真暗ではございますが、晃つく長いのを引抜いてこう透して居ります。

惣「富や、おい富/\、何んだかこそ/\して後にいるのは、富や/\」

という声を当にして安田一角が振被る折から、向の方から来る者がありますが、大きな傘を引担いで、下駄も途中で借りたと見えて、降る中を此処に来合わせましたは、花車重吉という角力取でござります。是からは芝居なればだんまり場でございます。