Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しんけいかさねがふち

真景累ヶ淵

三遊亭 円朝

Leggi 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 214.332 caratteri · 426 schermate

Aozora Bunko

のだが、幾らでもいゝから廉く遣るべえじゃアねえか」

士「馬は欲しくないよ」

馬「欲しくねえたって廉かったら宜えじゃアねえか」

士「廉くっても乗り度くないというのに」

馬「そんな事を云わずに我慢して乗ってッて下せえな」

士「うるさい、乗り度くないから乗らんというのだ」

馬「乗り度くねえたって乗ってお呉んなせえな、馬にも旨え物を喰わして遣りてえさ、立派な旦那様、や、貴方ア安田さまじゃありやせんか」

士「誰だ」

馬「おゝ先生かえ、誠に久しく会わねえ、まア本当に思えがけねえ、横曾根村にいた安田先生だね」

士「大きな声をするな、己は少々仔細有って隠れている身の上だが、突然に姓名をいわれては困る、貴様は誰だ」

馬「誰だって先生、一つ処にいた作藏でごぜえやすわね」

士「なに作藏だと、おゝ然う/\」

作「えゝ誠にお久しくお目に懸りやせんが、何時もお達者で若えねえ、最早慥か四十五六になったかえ」

士「汝も何時も若いな」

作「己アもう仕様がねえ、貴方実はね私も先刻から見た様な人だと思ってたが、安田一角先生とは気が附かなかったよ」

士「己の名を云ってくれるなというに」