Classici giapponesi con furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Leggi 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 214.332 caratteri · 426 schermate
甲斐がねえ」
花「惣吉様が永らく御厄介に成った方丈様だから連れてって上げなさいな」
多「敵も討たねえで、己山を下りるという理合はねえから己ア往かねえ、坊様に怪我アさせてはなんねえから」
花「そんな事をいわずに往っておくんなせえ」
惣「爺やア、どうか和尚様をお送り申してお呉れ、お前が往かなけりゃア私が送り申さなければならないのだから、往っておくれな」
多「じゃア何うしても往くか、己此処まで来て敵も討たずに後へ引返すのか、なんだッて此の坊様はおっ縛られて居たんだナア」
とブツ/\いいながら道恩和尚の手を引いて段々山を下り、影が見えなくなると樹立の間から二人の悪漢が出て参り、
甲「手前たちは何だ」
花「はい私共は安田一角先生が此方にお出なさると聞きまして、お目にかゝり度く出ましたもので」
乙「一角先生などという方はおいでではないワ」
花「私共はおいでの事を知って参りましたものですが、一寸お目にかゝり度うございます」
乙「少し控えて居ろ」
と二人の悪漢は、互に顔を見合せ耳こすりして、林の中へ這入って、一角に此の由を告げると、一角は心の中にて、己の名を知っている