Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ゆきのじょうへんげ

雪之丞変化

三上 於菟吉

Leggi 雪之丞変化 (ゆきのじょうへんげ) di 三上 於菟吉 (みかみおときち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 344.083 caratteri · 673 schermate

Aozora Bunko

父親の見世の、子飼いの手代の癖に、当の主人を死地におとしいれた、長崎屋三郎兵衛はどうだ?

雪之丞が、孤軒老師の訓えのままに投げた、恐ろしい暗示によって動いた、長い間、悪謀をともにして来た、言わば親友の広海屋の詐略のために、ふたたび起つあたわぬ打撃をうけてしまった。

して、長崎屋は、あの豺狼に似た根性を以て、当然、ごく最近、今度はあべこべに広海屋に噛みつくであろう。

――現世の栄華を、いのちよりも、魂よりも貴く思う人達から、まず、一ばん大切なものを奪い取って、零落の淵に沈ませ、恥辱をあたえ、さんざんに苦しみ悩ませてから、必殺の刃で、一思いに一命を絶ってやってこそほんとうの復讐なのだ。一どきに殺してしまうには、あの人達の罪業は、あまりに深い――

そう思っている雪之丞、師走興行に、忠臣蔵が、出るということを聴いて、これも天の配剤なのだろうと考えた。

――赤穂の義士方も、あれだけの辛抱があればこそ、残すなく望みを遂げた。わしも、構えて、あわてまいぞ。

あわてたなら、一人二人を仆すことが出来ても、五人の敵を、剰さず亡ぼすことは不可能であろう。

そんな覚悟で、もう、あと三日で、千秋楽という舞台を踏んで、楽屋に戻ると、「田圃」