Classici giapponesi con furigana
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ゆきのじょうへんげ
雪之丞変化
三上 於菟吉
Leggi 雪之丞変化 (ゆきのじょうへんげ) di 三上 於菟吉 (みかみおときち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 344.083 caratteri · 673 schermate
が載っていて――
親分、すまぬ、大切な預りもの、ちょいと気をゆるしたひまに、姿が無く、このままにては、生きて、男同士、お目にかかれぬ仕儀、これより草の根を分けてなりと、お初をたずねださねばならぬゆえ、二つあって足りぬ首をしばらくおかり申し、行方をたずねに出かけ申し候、おわびは、たずね出しての上、いかんとも究命に逢い申すべく候。
と、書きのこした、いが栗坊主の、ざんげの文だ。
――やっぱし、無理だったのだ。法印は、すばしッこく智慧のまわる方ではねえ。お初といえば女狐よりも狡い奴――だまされたと見えるが、みんな、俺の罪だ!
闇太郎、地団駄が踏みたいのを、やッと押えて、すぐに、気のきいた仲間、若い者を集めて八方、お初踪跡の捜索に出してやったものの、夜になっても、消息が知れぬので、何よりも、雪之丞に頼み甲斐のなかったのを、今更わびても始まらぬが、善後策を相談し、身辺の警戒を忠告するためと、この旅宿屋に駆けつけて来たわけだった。
闇太郎、まちにまったが、老年宵ッ張りの師匠の菊之丞さえ、もう床についてしまったというのに、いつになっても、雪之丞が戻らぬので、気にもなり、いら立たしくもなって来た。