轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

かせいへいだん

火星兵団

海野 十三

「大毎小学生新聞」大阪毎日新聞社、1939(昭和14)年9月24日~1940(昭和15)年12月31日、「東日本小学生新聞」東京日日新聞社、1939(昭和14)年9月24日~1940(昭和15)年12月30日

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 307,889 字 · 618 页

青空文庫

先生は、それを聞いているうちに、重大なことに、気がついた。

「じゃあ、君たちの国では、もっと、うすい空気の中で暮しているのだね」

「そうだとも」

「君たちの国というのはどこだ。もしや、君たちの国は火星じゃないのかね」

と、新田先生は、地底の怪物に尋ねた。

地球にくらべると、ずっと、うすい空気の中に住んでいるというから、火星ではなかろうかと思ったのだ。

すると怪物は、

「そうだとも。我々は、火星人なのだ。私はロロという名前だ。そばにいるのはルルだ」

と、たいへんなことを白状してしまった。

それを聞いた新田先生の驚きは、非常なものであった。

「ええっ、君たちは火星人か。あの、火星人……」

と、先生は思わず大きな声で叫んだが、その後で首を左右に振り、

「うそだ、そんなことはうそだ。私は、これまでにたくさんの火星人を見たが、君たちのような、そんなぐにゃぐにゃの体をしてはいないし、またそんなに小さくはない。だから、うそだ」

と言った。すると怪物は、たいへん不満らしい言葉つきで、

「私たちが火星人でなければ、どこにほんとうの火星人がいるものか。私たちは火星人だ」

「いや、違う。