轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
かせいへいだん
火星兵団
海野 十三
「大毎小学生新聞」大阪毎日新聞社、1939(昭和14)年9月24日~1940(昭和15)年12月31日、「東日本小学生新聞」東京日日新聞社、1939(昭和14)年9月24日~1940(昭和15)年12月30日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 307,889 字 · 618 页
と、博士が、かぶとの中で、にやにや笑った。ところが、それと反対に、火星人のロロ公爵とルル公爵とは、着ていたものを、ぬぐ話をしている。
「やれやれ、やがてこれをぬいで、はだかになれると思うと、ありがたいなあ」
「僕はからだが弱いから、よけいに、そうなる日が待ちどおしい」
「あははは、丸木艇は、やっと火星に着いたようじゃ」
博士はテレビジョンの幕を指しながら笑った。
「さあ、丸木先生、これから何と言って火星王に報告することじゃろうか。さだめて、大きなほらを吹くことじゃろう」
「火星には、火星王というのが、いるのですか。丸木が、火星で一番いばっているのでは、ないのですか」
千二は尋ねた。
「いや、別に火星王というのがいるのじゃ。その火星王は、たいへん悪い奴で、ロロ公爵とルル公爵の母にあたる前火星女王をほろぼし、位を奪ったのじゃ。丸木は、その軍部大臣の役をしているのじゃ」
「では、これからロロ公爵とルル公爵は火星へ帰ると、火星王のために捕えられはしませんか」
「もちろん、両公爵が帰って来たことを知ったら、捕えに来るのであろうなあ。だが、ロロ公爵もルル公爵も、今は、りっぱな大人になった。