Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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こどもふどき

こども風土記・母の手毬歌

柳田 国男

Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme

Aozora Bunko

三角は飛ぶ

一、屋根の形

れる。男は海に出るので島の女たちは、畠の耕作を一手にひき受けるのみでなく、なお、おりおり浜の手つだいもしなければならぬのだが、そういう間にも少しの時を見つけては、苧※(「木+裃のつくり」、第3水準1-85-66)を頸にかけて布機のしたくをしたのであった。町に出てきて反物を買いもとめたり、または仕立屋に縫ってもらうなどということは、こういう昔話に笑い興じた娘たちの、夢にも予想し得ないことであった。それで雀であろうが蚯蚓であろうが、すべてこの世の女性はみな布の糸を※(「木+裃のつくり」、第3水準1-85-66)にして、首にかけてあるいたという話が通用したのである。今日はそれにはんして、大ていの女の人の着物は、お金をはらって買うものとなってしまった。それだからこういう昔話にも、説明がいるようになったのである。つまりは世の中が変ったのである。

三角は飛ぶ

一、屋根の形

今から十七、八年まえに、我邦にきていたフランスの全権大使、ポウル・クロウデルという人は名のきこえた詩人であった。この人が国へかえろうとするにさきだって、日本を詠じた一篇の詩をつくって、世に公けにした。