Japanische Klassiker mit Furigana
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こどもふどき
こども風土記・母の手毬歌
柳田 国男
Lesen Sie こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 142.761 Zeichen · 278 Bildschirme
七、駄荷と歩荷
車や役畜のいくらでも利用せられるようになるまでは、どんなに骨が折れてもこの方法は世の中のためにひつようであり、したがってまたこれを少しでも楽に軽便にするように、今でも改良はなお少しずつつづいている。しかもその改良はどれもこれも、そういちじるしいものでなかったからであろうか。ちがった土地に行くとまだもとのままのところも多く、皆さんが疎開の村里において、直接見ているものをならべくらべてみても、ほとんと昔からの変遷の、すべての段階を知ることができるのである。比較ということがこういう場合において、分類についで大切なことがわかる。一人でのこらず見ることのできぬ人々は、それをたがいに話し合って見るために、できるだけ確実に物を観て、書いたりおぼえたりする習慣をつけておくと、将来つごうの好いことがひじょうに多いであろう。
七、駄荷と歩荷
人がみずから働く昔からの運搬法のなかでは、ただこの背を使うものだけが遠方の輸送に供せられ、したがってまた職業になっていた。我邦の中央山脈では、これを横断する無数の交通路があり、いずれもこれによって物を向う側へ送っていたと思われるが、そういう中でも北陸の各県から、主として海で採ったものを持ちこんで、麻や米麦などの内陸の産物と、交易したものがもっとも有名で、わたしたちはこれをボッカと呼んでい