Japanische Klassiker mit Furigana
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さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
Lesen Sie 三国志(三) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 312.452 Zeichen · 628 Bildschirme
四
「臣を観ること君に如かず――というに、この曹操が麾下に対してさる眼ちがいでは大事を誤ろう。学人、忌憚なく、汝の評をいってみよ」
「では、わしが遠慮なく、列座の面々を月旦するが、気を腐らしたもうなよ。――まず、荀※(「或」の「丿」に代えて「彡」、第3水準1-84-30)には病を問わせ、喪家の柩を弔わしむべし。荀攸には、墓を掃かせ、程には門の番をさせるがいい。郭嘉には、文を書かせ詩でも作らせておけば足る。張遼には、鼓の皮でも張らせ、鉦をたたかせたら上手かも知れん。許には、牛馬や豚を飼わせておけばよくやるだろう。李典は、書簡を持たせて、使奴につかえば似合う。満寵には、酒糟でも喰らわせておき、酒樽のタガを叩かせておくとちょうどいい。徐晃は、狗ころしに適任だ。于禁は、背に板を負わせて、墻をきずかせればよく似合うし、夏侯惇は片目だから眼医者の薬籠でも持たせたら、恰好な薬持ちになれるだろうに。――そのほかの者どもに至っては、いちいちいうもわずらわしいが、衣を着るゆえに衣桁の如く、飯をくらうゆえに飯ぶくろの如く、酒を飲むゆえに酒桶の如く、肉をくらうがゆえに肉ぶくろに似たるのみだ。