Classici giapponesi con furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Leggi 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 214.332 caratteri · 426 schermate
丁度其の日の申刻下り、日はもう西へ傾いた頃、此の茶見世へ来て休んでいる武士は、廻し合羽を着て、柄袋の掛った大小を差し、半股引の少し破れたのを穿いて、盲縞の山なしの脚半に丁寧に刺した紺足袋、切緒の草鞋を穿き、傍に振り分け荷を置き、菅の雪下しの三度笠を深く冠り、煙草をパクリ/\呑んで居りますると、門口から這入って参りました馬方は馬を軒の傍へ繋いで這入って来ながら、
馬「婆さま、お茶ア一杯くんねえ、今の、お客を一人新高野まで乗けて来た」
婆「おめえさまは何時もよい機嫌だのう」
馬「いゝ機嫌だって、機嫌悪くしたって銭の儲かる訳でもねえから仕ようがねえのよ」
といいながら彼の縁台に腰を掛けていたる客人を見て、
馬「お客さん御免なせえ、あんた何方へおいでゝごぜえやすねえ、もうハア日イ暮れ掛って来やしたから、お泊は流山か松戸泊が近くってようごぜえましょう、川を越してのお泊は御難渋ようだが、今夜は何処へお泊りか知りやせんが、廉くやんべえかな」
士「馬は欲しくない」
馬「どうせ帰り馬でごぜえやす、今ね新高野までお客ウ二人案内してね、また是から向へ往くのでごぜえやすが、手間がとれるから、鰭ヶ崎の東福寺泊りと云う