Classici giapponesi con furigana
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しんけいかさねがふち
真景累ヶ淵
三遊亭 円朝
Leggi 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 214.332 caratteri · 426 schermate
物に違いないが、屋敷で取られたと云うては、家事不取締になるによって容易に届けまへん、又置いていった泥坊は私の葛籠だと云って訴える事は出来まへん、して見ればどこからも尻宮の来る気遣はないによって、私が引取りを入れて引取ったのじゃ、中にはえらい金目の縫模様や紋付もあるか知れんから、何様にも売捌が付いたら、多分の金を持って、ずっと上方へ二人で走ってしまえば決して知れる気遣はなしじゃ」
妻「そうかえ、まあ一寸明けて御覧な」
上「それでも葛籠を明けて中から出る品物がえらい紋付や熨斗目や縫の裲襠でもあると、斯う云う貧乏長屋に有る物でないと云う処から、偶然して足を附けられてはならんから、夜さり夜中に窃と明けて汝と二人で代物を分けるが宜ワ」
妻「然うだねえ嬉しいこと、お屋敷から出た物じゃア其様な物はないか知らぬが、若し花色裏の着物が有ったら一つ取って置いてお呉れよ」
上「それは取って置くとも」
妻「若しちょいと私にせそうな櫛笄があったら」
上「それも承知や」
妻「漸々運が向いて来たねえ」
上「まあ酒を買うて」
と云うので是から楽酒を飲んで喜んで寝まする。