Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しんけいかさねがふち

真景累ヶ淵

三遊亭 円朝

Leggi 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 214.332 caratteri · 426 schermate

Aozora Bunko

一角もうっかり引金を引く事が出来ませんから威しの為に花車の鼻の先へ覘いを附けておりますから、何程力があっても仕様がありません、進むも退くも出来ず、進退谷まって花車は只ウーン/\と呻っておりまする。多助は彼の道恩を送っていきせき帰って来ましたが、此の体を見て驚きましてブル/\顫えております。すると天の助でございますか、時雨空の癖として、今まで霽れていたのが俄かにドットと車軸を流すばかりの雨に成りました。そう致しますと生茂った木葉に溜った雨水が固まってダラ/\と落て参って、一角の持っていた火縄に当って火が消えたから、一角は驚いて逃げにかゝる処を、花車は火が消えればもう百人力と、飛び込んで無茶苦茶に安田一角を打据えました、これを見た悪漢どもは「それ先生が」と駈出して来ましたが側へ進みません、花車は傍を見向き、

花「此の野郎共傍へ来やアがると捻り潰すぞ」

という勢いに驚いて樹立の間へ逃げ込んで仕舞いました。

花「サア惣吉様遣ってお仕舞いなせえ、多助様、お前助太刀じゃアねえか確りしなせえ」

惣吉は走り寄り、

惣「関取誠に有難う、此の安田一角め兄さん姉さんの敵思い知ったか」