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にっき
日記
宮本 百合子
03 一九一六年(大正五年)
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 81,739 字 · 164 页
十月八日
十月九日
十月十日
十月二十九日
〔十月中の重要なる出来事〕
十一月二十三日
漸々雨は上ったけれどもまだ寒く陰気で、頭のためには大変悪い。客間の静かなところに座って居ると、ほんとうに私の年には合わない様々のことを考える。白秋氏の『読売』に出された散文は大変私には好いと思えた。八時すぎまでかかって明日の作文とこの前のをなおしてしまった。頭が大変重くなって不快な心持がする。
十月八日(日曜)
明日 hay-maker
十月九日(月曜)
明日母上誕生日
formal invitation
十月十日(火曜)
明日四時小此木先生
十月二十九日(日曜)
明日我ドストイェフスキーの誕生日
〔十月中の重要なる出来事〕
十日 母上誕生を生れて始めて自分で祝ってあげる。
十四日 「彼方に遠く」を書き出した。どうぞよく出来てくれますように!
十六日 英男大塚のところにて犬にかみつかれ大騒動をしたが、大した事ではなかった。
十七日 紫色のあの皮のがま口をすりにすられた。三円近く入って居たろう。
二十日 道三氏の結婚
十一月二十三日(木曜)
今日錦輝館に行って見る。活動も矢張り彼のもの特殊な面白味を持って居るものだ。魔海と云うので可憐な老爺が出て来る。非常に心が動かされた。かえりに藪そばによる。