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にっき
日記
宮本 百合子
03 一九一六年(大正五年)
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 81,739 字 · 164 页
二月十一日
二月十二日
グースベリーの熟れる頃を書いて見たいと思って居る。一つの可愛いい小さいエピソードであろう。あの東京をしたって居た若い子供の事を思い出す。「徳馬鹿」の事も思い出した。
二月十一日(金曜)
「お久美さんと其周囲」はもう駄目である。彼那下らない一貫しないものを書いてどうなるものかと思って仕舞う。紙とインクと時間の無駄であった等とさえ思うのであった。
道っちゃんと二時頃まで話し合った。先の頃の思い出が私の心を非常にやわらげて涙ぐまれるのであった。あの松原の中――に百合が咲いて居ましたっけね、あの湿地に好い香の花が一杯咲いて居ましたっけね。
お月様がようございました。I remember, I remember that night, that moon-light and……. My heart leaped up when I thought my young day's dreams.
二月十二日(土曜)
明日午後一―三時千葉先生へ
It was very cold today. At the morning the wind blew hardly but at the afternoon it settled, and the sunshine was bright. I heard a very sorrowful