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にっき
日記
宮本 百合子
03 一九一六年(大正五年)
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 81,739 字 · 164 页
二月二十四日
二月二十五日
二月二十六日
を書きあげなければ「鈍色の夢」を書いて居る暇がないであろう。
文典をもしらべなければならないかと思うと、たまらなくなる。
けれ共私はだまってこつこつやる丈の事だ。
二月二十四日(木曜)
「貧しき人々の群」の八をなおす。「追憶」もなおしたいしするので私は非常にせわしい思をして居る。何だか落つかなくて、こまる。
明日の昼と朝は少し早く行って文法をさらって置かなければならない。
もう明日が二十五日だと思うと気が気でなくなる。
母上も非常に気のりがして居られるので幸福に感じないわけには行かない。
二月二十五日(金曜)
小此木先生へ行く。“Tanglewood tales”by Hawthorne の“The Dragon's teeth.”をする事になる。
原稿紙が二十二銭になったと云う事は実に私にとっては大打撃である。本と原稿紙の代一円十六銭をいただく。
明日は千葉先生のへかき、夜から夕方は創作を進めなければならない。夜は学校の手紙を書いたら一杯になってしまった。何だかつかれて居て何をするのもいやだ。
二月二十六日(土曜)
“Tanglwood tales”を買った。