Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ゆきのじょうへんげ

雪之丞変化

三上 於菟吉

Lesen Sie 雪之丞変化 (ゆきのじょうへんげ) von 三上 於菟吉 (みかみおときち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 344.083 Zeichen · 673 Bildschirme

Aozora Bunko

一一

分りはしない、まさか雪さんが、泥棒の一味をしているとも見えないしさ。

雪之丞、闇太郎の、奇妙な関係について、いかにお初が目から鼻へ抜ける女でも、こればかりは見当もつかないらしかった。

――なあに、あの二人が、どんな間柄だって、かまうことはありゃあしないよ。二人が兄弟も只ならず、懇意だということを、岡ッ引きに告げてやりゃあ、雪さんだって、安穏にいられるわけがないんだ――

と、呟いたが、また、考えて、

――早まっちゃあ、駄目だよ、初ちゃん、うっかりそんなことをしたところで、もし、雪さんに、あたくしは一々、贔屓のお客の身の上を、しらべておるひまはござりませぬ――そのお人が、どんな素姓か、ちっとも存じませんので――何しろ、多く御贔屓をいただいて、そのお蔭で立ってゆく商売ですからと――あの、可愛らしい口ぶりで、申し立てられてしまったら、それまでじゃあないか――仕返しは、やっぱし、雪さんは雪さん、闇の親分は闇の親分、別々に手ひどい目に合わせてやる外はない――だが、ねえ、お初ちゃん、お前は、こんな目に会いながら、まだまだ雪さんに、あの雪之丞の奴に未練を持っているのではないかい? 無いって! 意気地なし! まだ色気たっぷりなのじゃあないか? なぜと言って、あの窖の中で、おめえは、何ど繰り返して言っていたのだ? ここを抜け出す