Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ゆきのじょうへんげ

雪之丞変化

三上 於菟吉

Lesen Sie 雪之丞変化 (ゆきのじょうへんげ) von 三上 於菟吉 (みかみおときち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 344.083 Zeichen · 673 Bildschirme

Aozora Bunko

少し癇が立っているのだから――」

と、それに、そそられたように、一条の白光が、群れの中ほどでひらめいて、黒衣の一人が、ピュッと、大刀を振り込んで来るのだった。

二八

「なア、太夫、遠慮はいらねえよ、今夜こそ、毒虫を征討しようぜ」

「あい。わかりました」

うなずき合った、雪之丞、闇太郎――二人の手のうちに、今は、ギラリと小さく白く光る匕首――

その匕首のきらめきに、吸いつけられたように、よって来るのが飛んで火に入る虫のような、門倉平馬部下の剣士たちだ。

「たっ!」

「とう!」

と、四方から隙間もなく斬ってかかるので、こちらの二人も、いつか背がはなれて、自由なかけ引き。

引きつけて、突き、退がりながら、斬り揮う短刀に無駄がなく、またたく間に、その場に倒れてしまわぬものは、いのちからがら逃げのびて、河岸にへたばって、呻いている。

「さあ、出て来い。隠れん坊は、もう沢山だぞ!」

闇太郎は意気軒昂、てっきり、そこに伏せ勢があると認めた、河岸小屋の方へ呼びかけた。

のそりとそこから出て来たのは、黒覆面、黒衣ながら、からだの恰好で、一目に、平馬とわかる男――左右に二人の部下をつれている。