후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
有志家というもの
を出そうという計画があったが、出ればもちろん、この二つの本はその中に入れられるべきものである。
播州にはまた『播陽万宝智恵袋』という本もあるが、この方はたしか旧御影師範の蔵書の中にあった。同じ兵庫県でも、摂津の方からは、『摂陽雑記』とか何かが出ているから、播州からもこんなことが奇縁になって叢書でも出ることになれば、ひとり私だけの喜びではない。
有志家というもの
話題を田舎によくあった有志者とか有志家とかいうものに移すことにしよう。明治の中ごろは、ほんの僅の間ではあったが、私らの住んでいた村で単純な庄屋と百姓という関係でなく、家一軒一軒が、それぞれの癖をもつようになったことがある。長兄が郷里へ帰らなかった一つの理由は、酒でも飲んで話し合い、お互に意気投合していた時代の仲間が、皆いけなくなったことにある。そのころはどの家でも資産よりやや豊かな生活、自由な生活をし、本など読むので口ばかり達者になり、人中に出て酒を飲む機会がふえて、家の財産を失ってしまったという話が多かった。しかし家がまるきり絶えたわけでなく、どこかに移って生活を続けることになる。もちろん東京に出たのもあった。