후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
柳井子の弟
私の義姉などもそんな関係ではるばる上京して入学したのであろう。中川恭次郎なども、始終巌本家に出入していたので、星野君兄弟やその他の人達と知り合いになり、そんなことから『文学界』の発行所を引受けたわけであった。
柳井子の弟
次兄井上通泰は、大学を卒業してから、医局に籍をおきながら、自宅で開業することも許されていた。
下総の長兄の許で二年半、拘束のない生活を送った私は、東京に出て、この次兄の下谷御徒町の家に厄介になり、あちらこちらの中学を転々としていた。
そのころの下谷は古風で、兄のいた家がやはり低い旗本の家で、主人は葛城という退役の陸軍少佐であった。兄は表の方を借り、大家さんは裏の離れに住んでいた。御徒町一丁目の通りで、「柳の井戸」というのが一丁目と二丁目の境にあり、井上医院は井戸から一軒おいて隣にあった。この井戸は非常によい水が出るので有名で、兄はこの井戸にちなんで、柳井子という号をつけて「日本新聞」に寄稿したりした。私も時々「柳井子の弟」という名前で投稿したことがあった。『しがらみ草紙』に歌を寄せたころと同じ時代である。
大家の葛城さんに背の高いお嬢さんがあったのを、世話焼きの兄が自分の同級生の宮入慶之助氏に媒酌した。