후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
赤米のこと
穀物を作る時に、非常にきびしい物忌みをする習慣は、アフリカの野蕃人の中にもある。二カ月位にも及ぶらしいが、その代り、それが解けた時が大変である。いわゆる豊の明りというわけで、無茶苦茶なことをするらしい。日本などはそれに比べると、ずっと優しいよい方法で、特別の場合でもせいぜい五節の舞を舞うくらいのものである。ともかく、収穫の前後で一ぺん変らなければならないということなのである。
伊勢の神宮では禰宜が年中潔斎しているので、神嘗を九月にしているが、普通の人はそれから一カ月以上の物忌みがある。十月一日が入忌の日として延喜式にも出ているが、それから一カ月以上物忌みして、十一月に新嘗となる。この入忌の日に小豆の御飯を食べるが、小豆は日常の食物にはならないのにもかかわらず、東洋一帯に非常に大事にしている。シナでもたくさん輸入しているし、日本でもビルマ辺から輸入するということである。
小豆を何故大事にするようになったか。これは私の奇抜な解釈だが、小豆を使いはじめたのは、おいしいからではなく、もっと他に理由があったのではないか。昔から稲の種類の改良が大変に進んで来たが、農学者の話によると、赤い米の方が原種だということである。