후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
母の長所
飛騨の白川などでは、もっと違った大家族的な風習がずっと後まで残っていた。戸主の妻だけは非常に鄭重な方法をつくして嫁に貰われて来るが、あとの女房は放ったらかしになっており、どちらかが嫌になれば、あっさり別れてしまっていた。家のバックに戸主が厳然としているから、どの夫婦の間にできた子供でも、その戸主に寄食することができる。そして男でも女でも、戸主の家にいて、四十、五十になれば身軽に、岐阜や名古屋へ引越してしまう。
私が白川に行ったころはちょうどこの風が盛んで、そのため白川村の人口はだんだん減って行きつつある時だった。婚姻が目的で、相続は目的でなく、子供はみな戸主の厄介になることになっていたのである。
この白川のような状態がおいおいと固定して来ると、どこでも夫婦が以前のように簡単に別れられなくなり、女房にも主婦権のようなものが出来る。夫婦は別れずに喧嘩をしながら、いつまでも同棲するようになる。
母の長所
辻川の家の向いに「えびす屋」という宿屋があった。主人は在井忠次、女房をおこうといった。たぶん在井堂からとった姓だったのかもしれない。何でも家がもとは番太をしていたとかいうので、村では番忠と呼んでいた。